遊化の森

新年はじまる

2009年の幕開けは波乱の幕開け。騒然とした世相の混乱はますます深まっていく気配がある。ただ今回の騒乱は、いずれ来る破局だった。それを知らずにいたか、知っていながら知らないフリをしてやってきたかのどちらかだ。もとになった仕組みは、危うさに満ちた「サブプライムローン」。何が「サブ」かというと、プライムにはなり得ない低所得者を対象にしたローンだったからだ。にもかかわらずその危うさを「証券化」で隠蔽し、「格付け」で装飾して、立派な金融商品として売り出し、世界中の金融機関が利回りの良さにつられて大量に買い込んだ。アメリカの「利回り」万能主義、金融何でもあり戦略がそれを増長させ、その背景を見抜けない、多くの金融機関がそれにのめりこんだ。元を正せば、これは誰かが「ババ」を掴むねずみ講のような仕組みだったが、それを「金融工学」にしたて上げ、「ス-パーコンピュータ」で色づけして世界の金融機関を信用させていただけだ。日本でも全農や東京三菱など多くの金融機関が信用して買い込み、やまと生命は資産をつぎ込んで破綻した。しかしこれはウォールストリートを胴元にした大博打で、最後までそれに乗ったところが大打撃を受けた。途中で抜けたところには儲けているところもあるはずで全てが損をしたわけではない。
 結果として世界的に広がった「信用収縮」は、まずローンとカードの世界を直撃した。住宅、車のみならず今日では世界的に広がっているローン、カード社会の不調はトヨタなど輸出産業を減産に追い込み、派遣切りが進行した。この不調は3年は続くというのが定説だが、多くは耐えて忍ぶしかない。もっともこの円高は逆にいくつかの利点をもたらせているので、企業も個人も柔軟に対応していけばあるいは道が開ける可能性があるかも知れない。

1月1日朝6時45分頃から東の空が赤みを増し、やがて真っ赤な太陽が日本橋の三井ビルの横に昇り始めた。右手には東京駅、丸の内のビル群が並んでおり、そのビル
の間から初日の出が昇っていく。
 昨夜大晦日は、紅白歌合戦が終わったあと、友人と近くの三崎神社に行った。12時から初詣が始まるので神社の間には既に長い行列が出来ていた。寒い夜にも係わらず、続々と近隣の住人たちが集まってくる。見上げれば、後楽園のドームホテルにも宿泊客がいるようで、半分ぐらいの部屋に明かりがついている。三崎神社はいかにも地元ッ子たちの神社という感じで、参拝した後には氏子会の人達が酒を振舞ってくれたり、つき立ての餅を頂いたりできる。これは毎年同じことだ。こうして今年も始まった。
 
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by yuugean | 2009-01-01 09:56 | 2009
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