遊化の森

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 「仙道修練」の方向   「築基」



 ◆仙道内丹法・4つの階梯
 ◆「三を二にし、二を一にする」
 ◆「脳が生み出す“神”のふしぎ世界」

今年の冬は厳冬なのか?あるいは暖冬なのか?まだまだ平年より温かいような気
がするのですが、あるいはこれから寒波が襲来するということもあるのかも知れま
せん。このところ私事で少々多忙だったため、あまりこのメルマガにもかかわれな
かったのですが、少しずつ前進して参りたいと思っていますので宜しくお願いしま
す。

さてご承知のとおり「仙道内丹法」のメソッドは大きく分けて4つの階梯にわかれ
ています。多くの方は先刻ご存知でしょうし詳しくはHPなどでご覧頂きたいのです
が、4つの階梯というのは

 築基
 煉精化気
 煉気化神
 煉神還虚

です。さらに5番目の段階として「還虚合道」を付け加えることで「仙道内丹法
」の完成を見ることになります。ここでは、この順序にしたがって「仙道」修練に
ついて私的な見解を試みたいと思います。かなり独善的な切り口になるかもわかり
ませんが、ひとつの話として考えてください。
仙道は「三一の法」で「三を二にし、二を一にする」といわれるとおり、まず「精
」と「気」と「神」の三つの要素のうち、「精」と「気」を練成し、「神」による「熱
」で、この二者を一体化します。練成の仕方は、「気」と「精」を「督脈」と「任脈
」に通し周流させることです。「周流」させること300回に至り、ここに「神」(意
識の集中)による「熱」を作用させれば「気」と「精」が合体して新しい物質「キ」
が生成されます。つまりその時点で残っているのは「神」と「キ」です。「三が二に
なった」わけで、これが「小周天」の行法です。
続いてこの「キ」と「神」を練成させ、さらに「神」による「熱」で火加減をし
て、「奇経八脈」を周流させて「大薬」を作ります。これが「大周天」の行法です。

まず「築基」という段階ですが、これは文字通り基礎をきづく作業です。
これまでしばしば述べてきたように「仙道内丹法」は、ひとりの人間の「意識」(神)
と「精」(生命・身体)と「気」(内気)を駆使して、くりかえし、この三つを練成
し、この三つを「奇経八脈」に周流させて、「内丹」(大薬)を作り上げ、それを下
丹田、中丹田、上丹田に引き入れて、身体と意識を浄化して、ひとりの人間を再生
させるシステムです。

そのためには、ひとりの人間の身体的基礎と意識的基礎を整合性のあるものに作り
上げておくことが必要です。「意識」と「身体」との間に非常に密接な相関関係が
あることはよく知られています。
今日では「脳」の世界に対する研究も大幅に進んで「脳」が生み出すであろう、本
来形のない「意識」(神)が、「身体」の現象として具体的な形となってあらわれて
くる事はよく知られています。形のないものから、形のあるものが生まれる。これ
は本来形のない「熱」や「光」から「電気」「磁気」が生まれ、究極的に「物質」の
ような形のあるものに返還していくシステムとよく似ています。
この宇宙のあらゆるもの、森羅万象はそういうシステムを繰り返してきたといえる
のです。われわれ人間はその連環のいちばん端の方でやっと生きつないで増殖して
いるような気がします。

さて、実際の「築基」の行について考えていく前に、行の基礎となる「仙道」の三
種の神器といわれる「精」「気」「神」について、もう一度考えてみたいと思います。
まず「神」(意識)というのは何でしょうか?これは大変難しい問題で、我々には
手におえない点がありますが、立花隆さんの一連の著作を見てもそうですが、人間
の「脳」が行っていることは、比喩的に言ってまさに宇宙の広さ、深さにも匹敵す
るものがありそうです。臨死体験や、その隣にあると思われる幽体離脱現象につい
ても基本的には「脳」(意識)の作用として証明することが可能であると思われます。

人間が30数億年の地球の歴史のなかで、今日最も繁栄した種として現存している
のは明らかに他の種とちがう「脳」の存在にあることは明らかです。なぜ、こんな
広大な領域をもつ「脳」の存在が人間において可能なったかというと、以前このメ
ルマガでも書いたように、体内に地球上の「電気」と「磁気」を取りこみ活用する
システムを確立したからではないかと私は考えています。人間が植物の皮膜のよう
な薄い皮膚を確保し、その皮膚(表皮層)の下に水分をたっぷり含んだ層を形成し
たこと。この「層」は大気中の「光」(電磁波)を取りこみ、「電気」と「磁気」に
変換し、それらを含んだ「水電池」としての機能をもつようになったからです。こ
こに蓄えられた「電気」「磁気」の力で、人体や環境に関する情報は神経系を通じて
巨大センター「脳」に集結する。過去、前世(?)から毎日の細やかな感情のひざ
ひとつひとつまで脳に集結され、そのためにメモリ増設をやってきたのが人間の脳
の歴史でした。

人間の脳は、おそらく数万年前に、こういう基本システムがつくり出されて、時代
が流れ、さまざまな国で、さまざまな文化があって、それらを蓄積・吸収しながら
メモリの量は膨大なものになっていったのです。この脳の拡大の為に、体内の「電
気」と「磁気」が活用されているのだと私は思います。

この「脳」の機能はまた、集中(コンセントレイト)によって「無」から「有」を
生み出す方向にも向かうわけです。人間の身体に縦横に張り巡らされた神経ネット
ワークが伝える情報は、ただちに脳に伝えられ、こうして「身体」の変化と「心」
が密接に細密に結びついていくのです。この「心」と「身体」の密接な結びつきに
着目して、「仙道」では「身体」(精)と「意識」(神)を同時に修練しょうという方
向「性命双修」が生まれてきたのだと思われます。ドイツの心理学者シュルツが開
発した「自律訓練法」もまた同様の意味を持っていると思われます。こうして「精」
「気」「神」の三つを「奇経八脈」を舞台に練り上げていくことで「仙道内丹法」は
習得されていくのです。
by yuugean | 2001-11-08 09:44 | 内丹法を修練する

「仙道内丹法」は「リセット・ボタン」を押す作業


◆オーガニックでメンタル。それが人間。
◆ 「はじめに感受性ありき」
◆ バグを取り、余計なファイルを消しリセットする。

前回は「仙道」はひとつの局面では「エントロピー拡大の法則」という物理原理
に逆行する実験であるということを申し上げました。仙道修行をめざす人は、自
分の肉体と精神を土台にして、ある意味では壮大な実験をやっているのです。そ
こに浮かび上るのは、まぎれもなく「人間」の真の姿です。一般には「成長」と
考えれていることも「仙道」的にみれば、衰退への一歩といえなくもない。「人間
」は成長と共に身長が伸び、動きが活発になり、受験競争をやり、入社試験を受
ける。生きるために「社会」に適応し、何らかの会社・組織に属し、結婚し子供
を産む。恋愛をし人間関係に悩む。それらは世の諸々の人の姿であります。しか
し仙道では嬰児以前の「胎児」時代に逆行しょうとする修練をひたすらにやり、
「喜怒哀楽」といった人間的感情「第二念」の起こらない「状態」にまで修練を
重ねようとする。仙道を志すことは究極の場面においては、そういった人間的な
ものを捨て去ることでもあるのです。

ところで「人間」とは何でしょうか?人間の複雑さは一方ではオーガニックな側
面をもった器械的・機能的な存在であるのに、また一方ではメンタルな側面をも
った、精神的・霊的存在であるということです。「人間」一般について考えていて
も「個人」そのものはひとりひとり全く違う。地球上の60億人もの人間がひと
りひとり、その内面においては全く違う存在だと言う事です。そして「我思う。
ゆえに我あり」というのも真実なのであって、その個人が生きて見たものだけが
その個人にとっての宇宙であり世界であるということ。しかしその個人の生命が
終われば宇宙も世界もなくなるかというと決してそうではない。人間ひとりひと
りはその個体から離れることはできず、生きた時間だけが彼にとっての宇宙・世
界であるということ。そこから「人間はどこから来て、どこへ行くのか?」とい
う永遠の疑問が生まれて来るのです。「人間は束の間舞台に出てきて消える、歩い
ている影にすぎない」とシェイクスピアは言いましたが、地球に生息する人間ひ
とりひとりが、自分の世界をかかえて生きて、死んで終わる。これもまた事実で
す。

それではひとつひとつ違う「自分の世界」とは何でしょうか?胎児として母体に
宿り、嬰児として父と母の間に生れ落ち、兄弟姉妹や祖父祖母がいて、それが嬰
児にとって初めて体験する社会環境。このそれぞれ違う環境の中で嬰児は最低4
-5年は棲息しますが、毎日さまざまな、雑多な刺激を受け、柔軟な意識の感受
性の中に深く深く埋め込まれていく。刺激を与える側の父母兄弟姉妹たちもその
個性の中に何代にもわたって蓄積された感受性の堆積を抱えているということで
す。聖書には「はじめに言葉ありき」と書かれていますが、それにちなめば「は
じめに感受性ありき」というのが全ての人間の出発点ではないかと思うのです。
それらの個体の集まったものが人間の社会ですから、本来スムーズに行かない要
素をいっぱい内臓しているといってよいでしょう。

成人して社会の中に育っていっても、生後の、あるいは生前(?)の環境で作ら
れた土台がひとつひとつ傾斜も材質も違っているのですから、その土台の上に何
かを建てようとしてもうまくいくはずがない。そういう誰でも持っている個体の
中の歪みを昇華する作業が社会に活かされれば事業やスポーツや芸術となります
が反社会化すれば犯罪となる可能性があるわけです。そうならないまでも通常の
人間にとっての人間関係の歪みや日常の行動行為の中に微妙な痕跡となって現れ
てくるのです。そういう問題を追及したのがフロイドやユングでした。

さて「仙道内丹法」というのは何でしょうか?私が考えるところ「仙道内丹法」
というのは、個々の人間がそれぞれ内面に持っている、そういったさまざまに違
った個別的感情・個我意識(識神)を取り去って、もともと人間が「胎児」の時
代に本来的にもっていた感受性(元神)に戻す修練ではないだろうかと思います。
つまり、これはバグが増えて汚れたり、余計なファイルが過剰になったために、
すぐ「不正な処理をしたので強制終了する」というメッセージが出てしまうパソ
コン(私のパソコンですが)の、不要なファイルをいったんゴミ箱に入れ、「ゴ
ミ箱を空にする」ボタンを押して、パソコンをリセットする。そしてパソコンを
新生させ、スリムにして長持ちさせる作業のようなものです。

「リセットボタン」を押してしまえば、本当は保存したかった「エロ画像」(性へ
の関心)や「お気に入り」(個人的なこだわり)のデータも消えてしまう可能性が
ありますが、そういうものが例え無くなったとしても日々自然に従がい、宇宙の
絶えない動きに反応して、充分に活き活きと、何よりも自由にこだわりなく生き
続けることが出来る手段が「仙道内丹法」ではないだろうかと思います。
by yuugean | 2001-11-08 09:42 | 内丹法を修練する

標高4000メートルの山岳地帯は既に雪に埋もれ、山越えの困難さ、アフガン
攻略の困難さは、この間のテレビ映像にもくっきりと出ていました。そして街に
あふれる人々の姿。果たして彼等はこの冬を越せるのでしょうか?一方ニューヨ
ークではWTCビルは瓦礫のまま、亡くなった多くの人々の所在も不明のまま、
やがてその上に雪が積もり、12月に入れば最高気温6度、最低気温―2度の厳
冬が到来します。日本でもいろいろな問題を抱えたまま失業者300万人の厳し
い冬が待っています。皆さんはどんな冬を迎えられるのでしょうか?
by yuugean | 2001-11-08 08:57 | 2001



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