遊化の森

太極拳の日

  太極拳を木曜日に練習するようになって三ヶ月がすぎた。もともと日曜日は家に持ち込んでやる臨時の仕事が入ることが多く、少々苦痛になっていたが、木曜日に変ってからは土曜日・日曜日がフルに使えるようになった。今回のグループは皆20数年太極拳をやっているベテラン揃いだから教わることも多い。
 内丹修練は相変わらずだが、今月から「タオ内丹ワークショップ」を開始した。以前からの構想を実現に移したまでだが、タオ内丹法をやって、私がこれまで習得したり、工夫したりして進めてきた、修練の実際をたとえ少数の人にでも、この際伝えておきたい。そういう思いからスタートしたもの。ところで現在の毎日の修練のなかで、「天花乱墜」にはじまり、「天頂開」を行ったあと、「五気朝元」にはいる。これもまた、伝統的内丹法で行われていた修練。「鐘呂派」等を見ると、むしろこれが「内丹法」の原点であるような気がする。「五気朝元」は、「天頂開」をやったあと、まず脾臓ー肺臓ー心臓ー肝臓ー腎臓の順にしばらくの間「温養」を行う。それを三回おこなったあと(これは五臓をめざめさせるため)、もう一度、脾臓ー肺臓ー心臓ー肝臓ー腎臓の順でそれぞれの「気」を集めていき、腎臓から「督脈」に入り「天頂」に運ぶ。
  すでに「天頂開」で開いているので、そこから外に出すと、ひとりでに上昇していく。そしてかなり上昇した段階で「五臓」を司る「五行神」に帰していく。ここはイメージで行うが、よく「仙道書」に書かれている「五行神」が頭上に現れている図は、この状況を示している。この、「五気朝元」は、その後に続く「出神」の準備段階だといえる。「五気朝元」によって「出神」のルートが開かれ、「三華聚頂」「出神」へとつながっていく。
by yuugean | 2006-06-23 21:19 | 2006
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遊びをせんとて生まれける  学びせんとて生まれける

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